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みなさま、こんにちは。インドネシアでの保護猫活動を運営しております曾原篤です。当サイトご覧いただき厚くお礼申し上げます。
いまから5年くらい前でしょうか、インドネシアのとある繁華街の路上で病気を患っていても誰も助けてくれない仔猫を病院につれていったことが、活動のきっかけでした。以来、インドネシア人の力も借りながら、できる範囲で身寄りのない弱った猫たちを保護してきました。
いまでは、ジャカルタ近郊の田舎に一軒家を借りて保護猫たちを養育しながら、活動を続けています。この活動を永続的なものにするため、今回「NPO法人 インドネシア路上猫の楽園」を設立し、無事認定していただきました。
みなさまのお力を借りながら、少しでも多くの身寄りのない猫たちを幸せにしたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
NPO法人 インドネシア路上猫の楽園代表理事 曾原篤
まず最初に、インドネシアの野良猫事情について、お話しておきたいと思います。
人口2億8千万を擁するインドネシアは、よく世界最大のイスラム教国と言われます。そのイスラム教では、預言者マホメットが猫を愛していたことに象徴されるように、猫は神聖な動物として可愛がられています。
ところが、街や路上には、飼い主のいない野良猫ちゃんたちが、溢れかえっています。それも病気で食欲がなく死を待つだけの仔やバイクなどで怪我をして動けなくなっている仔が少なくありません。何故でしょうか?
理由はいろいろ考えられますが、纏めると次のようになるかと思います。
こうした事情からインドネシアに住む野良ちゃんの生活環境、特に仔猫たちの生活環境は苛烈を極めています。活動の原点であることがお分かりになると思います。
そこで、一匹でも多くの不幸な野良猫をインドネシアの路上からなくすことを目標に、ひとりで保護猫活動を始めたのは今から5年前の2019年でした。